スクールカウンセラーだより from 一心塾

スクールカウンセラーとして勤務している学校で発行している便りです。

思春期と家庭のストレス

 心のありようは体の状態ととても深い関係にあります。思春期といえばホルモンのバランスが急激に変わる時期なので、心もその変化についていくのが大変です。同じ頃、お母さんは更年期に差し掛かる場合があります。同じくホルモンの変化により心身が不安定になり、いらいらしやすくなります。さらにお父さんはとても忙しい年代に入り、家庭が最もストレスにさらされる時期と言えるかもしれません。
 誰かのストレスは、他の誰かのストレスの源となって、悪循環を起こします。逆に誰かのやさしさは、他の誰かの優しさの源となります。ストレスの多い時期だから、だれか気づいた人が悪循環を断ち切るべくやさしさを取り戻すことが必要です。
 やさしさはリラックスによって取り戻せます。リラックスはストレスに最も効く薬です。何によってリラックスするかは体が知っています。どうか体の声を聞いてあげてください。そして体にやさしくしてあげて下さい。自分を大切にできる人だけが人を大切にできるのです。